googleをつかった暇つぶし

ふと、言葉というものは一つの単語が複数のイメージを引き連れており、このイメージの連なりを辿ること自体が案外面白いことなんじゃないかと先日の日記を読み返して思った。

新連載→打ち切り→藤崎竜封神演義趙公明ハプスブルク家 こんな感じで。
もしくは、トマト→赤→血→救急車→病院→女医→メガネ→眞鍋かをり こんな感じ。

ここで、言葉の持つイメージの近いもの同士がさながら脳細胞のように互いにネットワークを作り合っていることに気がつき、ここで全くネットワークとしてどれだけ辿っても繋がっていない、独立した言葉というものはあるのだろうかという疑問が湧いた。

このとき、目の前にgoogleがあった。
そう、googleで2つの言葉を検索し、検索総件数ゼロ件である場合はイメージの連鎖を辿っても辿り着かない言葉同士であるということをひらめいた。以下理由。

  • 2つの言葉で検索した場合、ヒットするサイトがあるということは、同一のサイト内でその2つの言葉が書かれている。同一サイト内で書かれているということは、イメージ的にある程度近いものであるとみなせるのではないか。
  • 検索総件数ゼロ件であるということは、いまだかつて書かれたことが無い言葉の組み合わせである。また、現在のインターネットの普及度、googleの検索対象サイト数が十分に大きいことから、イメージ的に近いものである2つの単語が書かれていないということは無いものである、とみなせるのではないか。

それで、以下のルールを定めてやってみた。

  • 2つの単語をand検索し、検索総件数が少なければ少ない程良い。(ex. ウサギ 亀
  • 2つの言葉それぞれが、単独で検索した場合最低1万件はヒットすること。
  • 専門用語は禁止
  • 人名は禁止

で、やってみたけど予想以上に難しい。

電柱 魚の目 1710件
サイダー 白粉(おしろい) 334件
カレーライス ボディピアス 354件

俺自身の最高傑作が、
インダストリアル タチウオ 5件

会社の人にもやってもらったら、
ジュエリーボックス 村正 1件

だった。

自分では十分独立していると思った言葉でも、数百件ヒットするなんてのはざらにあって、検索総件数ゼロ件なんて2つの言葉は存在しないのではないかというくらいgoogleは凄かった。

以上のことを試してみて分かったことがあって、ある程度以上離れたイメージの言葉の組み合わせは、なぜか笑える。
また、ソーシャルネットワークとかで「Six Degrees of Separations」理論*1というのがあるけど、言葉のネットワークにも同じものがあてはまるのではないか、つまり、6回連想すればどの言葉からでも特定の言葉に辿り着けるのではないかと思った。

ここで、ソーシャルネットワークと言葉のイメージのネットワークに、6回辿ればどこにでも行けるという事実があるとすると、もしかして十分に効率的なネットワークという定義は、6回辿ればどこにでも行けるということであるかもしれないとか、決して仕事中にこんなことを妄想してるワケではありませんよ?仕事頑張ります。

(2005-02-25 19:08 現在)
会社の人が発見。すげえ!
「いか飯」「亜熱帯」 0件
「いか飯」 約 43,300 件
「亜熱帯」 約 198,000 件

*1:友達の友達、友達の友達の友達というように知人同士で6人辿れば自分は世界中の人間と繋がっているとかいう理論。これが本当なら6回紹介してもらえばクリントンとでもベッキーとでもオハナシできるわけだ。